ツカサの鉄筋探査
ツカサの鉄筋探査はRCレーダーによる電磁波レーダー方式を採用しています。
その原理は電磁波の反射波を利用したもので、コンクリート構造物にRCレーダー探査機から発信された電磁波が各種内部構造物等によって反射される際の反射波が送信時と異なる値となって返送される性質を利用したもので、返送された反射波は探査機によって瞬時に解析され、図形で表示されたものを読み取り内部構造物を分析する仕組みになっています。
内部埋設物の位置や深さ、かぶり厚さなどをその場で解析することが可能なため、とてもスピーディーにその後の各種工事ができる点が、レーダー探査の大きな利点になっています。
鉄筋探査後は、速やかに解析した内部埋設物の位置をコンクリート躯体表面に記し、X線内部探査同様、鉄筋の配置などの内部構造を分かりやすくご説明いたします。
また、取得した探査データは後日、報告書に添付してお渡しいたします。
なお鉄筋探査の料金はX線(レントゲン)内部探査同様、全国均一設定となっており(出張費用は別料金です)、安心価格でご利用いただけます。
当社のRCレーダーによる鉄筋探査から、ダイヤモンドコア穿孔工事(コア抜き)までを一括で行うことにより、スピーディーでより正確なダイヤモンドコア穿孔工事(コア抜き)と、費用・コストの低減が実現できます。
もちろんお見積りは無料ですので、お気軽にお問合せください。
X線(レントゲン)探査との違いとRCレーダー探査のその他の長所・短所
内部構造がフィルムによって視認できるX線探査より確実性は劣るものの、数値によって内部埋設物のかぶり厚が特定できること、X線探査が不可能な構造物(※)でも探査が可能なこと、機材の設置やフィルムの現像が不要なため、解析までの時間が短い点がRCレーダー探査の大きな特長で、料金もX線探査より安価な設定になっております。
しかし、レーダー探査には金属管の反応が強く出てしまう傾向があり、他の内部埋設物では反応が弱くなってしまったり、反応が出なくなってしますことがあります。
また、内部埋設物のかぶり厚さや金属管の太さによっては、同じ性質の金属でもレーダー反応には違いが出てしまうため、フィルムに撮影して内部構造を判断するX線(レントゲン)内部探査よりも正確さ、確実性は劣ります。
X線による内部探査が不可能な場合
1.対象となる構造物の裏面にX線探査フィルムが設置できない場合
2.構造物の厚さや密度によりX線探査が不可能な場合
RCレーダーのRCとは
RCとは、鉄筋とコンクリートによって柱や梁、スラブや壁など、すべての部分を一体化した「鉄筋コンクリート構造」のことです。
この「鉄筋コンクリート構造」を意味する「Reinforced Concrete」の頭文字がRCレーダーの「RC」で、RCに鉄骨造(Steel)が入った構造物は「鉄骨鉄筋コンクリート構造」=「Steel Reinforced Concrete onstruction」の頭文字からSRCと呼ばれています。
RCレーダーとは
RCレーダーとは文字通りRCのレーダー、つまりコンクリート構造物内の空洞や鉄筋等の位置を探査する電磁波レーダー方式のことで、探査機から送信された電磁波が、内部埋設物の電気的性質の違いによりそれぞれ異なる反射波として返送される原理を利用したもので、この仕組みは航空機や船舶の探索に使用されるレーダーと同じです。
ちなみにレーダーは「radio detecting and ranging」の頭文字radarから取ったもので、「無線を検出して距離を測定する」という意味になります。
ツカサの鉄筋探査で分析可能な対象
コンクリート構造物
- 内部埋設物のかぶり厚さ
- 内部埋設物の構造
- 内部埋設物の大きさ
- 内部埋設物の性質
- 内部のひび割れ(クラック)
ツカサの鉄筋探査における実績分野
- コンクリート構造物の改修工事
- コンクリート構造物の完成後検査
- コンクリート構造物の耐震調査
- 空調・電気等の設備工事
- 斫り工事
- ダイヤモンドコア穿孔工事
- アンカー打設工事