X線(レントゲン)内部探査なら構造物内のすべてのものが撮影できますか?

X線(レントゲン)内部探査はX線の「ほとんどのものを透過する」性質を利用した技術ですので、すべての内部埋設物等が撮影できるわけではありません。

例えば塩ビ管です。塩ビ管は照射されたX線を弱めることがあまりできず、ほとんどそのままX線が透過してしまいますので確実に撮影することはできません(うっすらと影が撮影できた場合は判断できることもあります)。
その逆に水はX線の透過を妨害してしまいますので、水分を含んだ金属配管の内部を鮮明に撮影することはとても難しいものになります(ただし大抵の場合、配管内部の劣化状況を判断することは可能です)。

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Categories: X線(レントゲン)内部探査, 非破壊検査