X線(レントゲン)の危険性について教えてください。

ツカサのX線発生装置(X線管)は電気により放射線を発生させる機械です。電源が入っていない状態において放射線が発生することはございません。またスイッチを切った時点でただちに放射が停止されますし、放射線は残留する性質のものではありません。

放射線が人体への影響量を表す単位とされている「シーベルト」の数値で具体的にご説明いたしますと、電離放射線障害防止規則によって定められているX線(レントゲン)内部探査時において立入禁止区域としなければならない線量率は0.5ミリシーベルト/h、1分当たりの換算では約0.0083ミリシーベルト相当になり、胸部レントゲン検査の5~10分の1程度の量だと言われています。

実際に当社の内部探査時に必要なX線の線量は、撮影1回あたり約0.001~0.003ミリシーベルトですので、数値の比較で規則によって定められた数値よりかなり低いことがお分かりいただけると思います。
なお、作業時のX線放射時間は、コンクリート構造物の躯体厚が200mm以下の場合は概ね10秒程度、最長でも3分程度で完了します。

放射線は電磁波の一種ですので自然界にも存在することは知られていますが、X線(レントゲン)内部探査時のX線量との比較として、ご参考までにいくつか例をあげておきます。

自然環境下・日常生活で浴びる放射線量例

  • 東京-ニューヨーク間の往復フライト    ・・・約0.2ミリシーベルト
  • 自然放射線から受ける年間放射線量(世界平均)・・・約2.4ミリシーベルト
  • 自然放射線から受ける年間放射線量(日本)・・・・・約2.1ミリシーベルト
  • 胸部X線検診 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・約0.06ミリシーベルト(1回)
  • 歯科撮影・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・約0.01ミリシーベルト(1回)
  • 全身のCTスキャン・・・・・・・・・・・・・・・・約6.9ミリシーベルト(1回)

なお、詳細なx線(レントゲン)サービス内容等につきましても、ぜひ一度ツカサのX線(レントゲン)内部探査のページをご確認ください。

また、弊社の各種サービス紹介ページは以下のリンクからご覧下さい

Categories: X線(レントゲン)内部探査, 非破壊検査